マイクロソフトOneDriveは不具合の香り(笑)

家電量販店でPCを購入して、設定を依頼した場合、WindowsのエディションはWindows〇〇HOMEの場合が多い。そして、このエディションの場合、最初の起動時にマイクロソフトアカウントでWindowsへのログインを行うと、「マイクロソフトOneDrive」の同期機能が有効になるようです。このため、デスクトップやドキュメントフォルダ等の中身がOneDrive上に保存されているケースがあります。今回のお客様もまさしくこのパターンでの不具合な訳です。

今回のお客様の状況

購入時、Windows10HOMEエディションで、昨年の2月頃にWindows11HOMEに自動的にアップデート。

2023年12月16日にWindowsのアップデート後より、デスクトップが初期状態となり、デスクトップにおいてあるファイルがすべて消失、ドキュメント、ミュージック、ピクチャー等も空になってしまった。とのことでファイルの復旧依頼があり訪問。お客様宅では修復が難しかったため、一度本体を預かり、事務所で対処することにしました。

  • マイクロソフトアカウントのパスワードが不明
  • OneDRIVEはログアウトの状態
  • マイクロソフトエクセル(オフィスソフト全般)が起動できない
  • デスクトップが初期化されている

まずは、HDD内のデータを「DiskDigger」を使い検索し、復元できたファイルをUSBへバックアップ。

エクスプローラで確認できるデータを同じくUSBへバックアップを実施。

NECのLavie(ノートパソコン)だったので、出荷状態への回復を実施。→結果は失敗

となりましたが、デスクトップにはOneDriveに保存されているファイルや壁紙が復活しました。

なぜ???

Windows画面右下のOneDriveのマークには斜線が入っており、クリックすると「サインイン」をするように促す画面が表示されているにも関わらず、OneDriveの設定をクリックすると、「このPCからリンクを解除する」が青文字で表示されている。

OneDriveの内容をローカル(PC本体)にコピーして、その後、この「このPCからリンクを解除する」をクリックしてリンクの解除を実施後、OneDriveをアプリからアンインストールしてから、お客様にお届けに上がりました。

お客様には、必要なファイルはUSBメモリに保存をするか、Googleドライブを使っていただくように説明をさせていただきました。

 

WINDOWS10HOMEエディションからWINDOWS11HOMEにアップデートしたPCに関して、WINDOWS11修正パッチ(自動更新)があった際に同様のトラブルが発生しているのを半年で2件ほど確認しております。

OneDriveを利用している方、利用しているか不明な方はトラブル前にご相談ください。

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