大判印刷をエクセルで作ってみた

今回は会社で、クリスマスパーティー用の会場案内を作成することになりました。

会社にあるのは、A3まで対応のレーザー複合機(プリンタ)なので、印刷したA3サイズ用紙を貼り合わせて作成します。

糊かセロハンテープを使って貼り合わせて作成します。

A3用紙なので、10枚程度が適当かもしれません。

A3のサイズは29.7cm☓42.0cmなので、10枚貼り合わせなら、縦型なら幅60cm☓高さ200cm程度の大判印刷が出来ます。

印刷の作成依頼を出しても2千数百円程度の価格で作ってもらえるので、印刷したものを張り合わせる手間を考えたら専門店に依頼するほうが良いかもしれませんが。

そして、紙製になってしまうので、強度や屋外での利用は出来ませんが・・・

では、実際に作成を行っていきます。

手順は以下のとおり(縦型を作る場合)

① エクセルを起動します。

② エクセルの印刷画面から用紙サイズA3、縦方向、狭い余白、拡大縮小なしを選択します。

方向は縦

サイズはA3

狭い余白 この余白が糊しろになります。

拡大縮小なし

「完成時のイメージがわかりやすい」

③ エクセルの画面に戻ります。

画面右下の表示倍率を10%程度にすると左側のような表示になります。

メニューの「表示」の「標準」を選択します。

最初から標準が選択されている場合、点線が表示されない場合があります。

その時は、一度「表示」の「改ページプレビュー」を選択したあと、「標準」を選択すると表示されます。

点線で囲われた範囲の一つ(赤枠内)がA3縦一枚分となります。

④ 大判印刷の背景につかう画像を選択してPCにダウンロードします。

私は、「ILLUSTBOX」(イラストボックス)を使っています。

今回はクリスマスパーティー用の会場案内の作成なので、それらしい背景画像を選択しました。

ダウンロードした画像をエクセルに取り込みます。

メニューの「挿入」→「図」→「画像」→「このデバイス・・・・」を選択して、ダウンロードした画像を選択すると、エクセルに読み込まれます。

画像を選択する際の注意点

大きく拡大するため、できるだけ大きな画像を選択します。今回選択した画像のサイズは以下のとおり

⑤ 背景画像の貼り込みと調整

選択した画像を拡大したり、トリミングしてA3サイズ縦2☓5枚に枠内に貼ります。

取り込んだ画像の上にマウスのカーソルを移動すると左図のように十字の各頂点に矢印が表示されます。

ここで、クリックすると画像が選択されます。

画像が選択されると6箇所の◯が表示されて選択状態になります。

右下の◯にマウスのカーソルを合わせて、クリックしたままマウスを移動(ドラッグ)すると画像サイズが変動します。

黄色枠内に合わせ拡大しても収まらない場合は、画像をコピー&ペーストして増やして使います。

最後のはみ出しは「画像」のトリミングでサイズを調整します。

⑥ 背景の上にテキストボックスで文字を入れます。

テキストボックスで文字を入力する時は、表示倍率を上げてから入力するとやりやすいです。

メニューから「挿入」→「図」→「図形」→「テキストボックス」を選択します。

先程作成した背景の上にテキストボックスを作成します。

テキストボックス内に背景の上に書く文字を入力します。

文字を選択した状態で、メニューの「ホーム」をクリックすると、フォントとサイズを選択することができるようになります。

文字サイズはプルダウンで選ぶと96pt(ポイント)までしか選択できませんが、直接入力を行うと最大1638ptまで入力することが出来ます。

全角文字(ひらがな・漢字)は200pt前後、半角文字(英数字)は280pt前後でバランスが取れるようです。

利用するフォントによっても文字サイスは異なるので調整します。

・テキストボックを文字が表示されるように拡大すること。

・テキストボックスの背景色を透明(なし)に設定する。

・背景が濃い色の場合は、白抜きすると目立たせることができます。

完成形はこんな感じ。

印刷して、切ったり貼ったりするればそれなりの大判印刷が完成します。

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