
今回のお客様は、前回インターネットのトラブルでご依頼を頂いたお客様です。
メールを読もうとするとエラーが出ることが有るということで修理依頼がありました。
エラーは、マイクロソフトオフィス(MS-Office2003同梱のOutlookがサポート切れにより出しているものでした。)
可能であればWindows11へのアップデートのご依頼を頂きましたので、分解してメモリ増設等が可能か確認
台座底面に貼付されているシールに記載がありました。
MODEL/型式:V221IC
本PCの分解情報をネットで探してみましたが見当たらなかった為、探りながらの分解となります。


モニタ下部の色が変わっているところが最も、差し込み工具を挿入しやすい場所でした。
モニター周辺のフレームが取れる構造となっていました。
モニタ上部のカメラ付近は、写真のように配線が通っているため、差し込み工具を入れる際に配線を切らないように注意が必要です。
またパネルを分離する際にも無理に引っ張らないように注意が必要です。
ネジ2本でフレームから外すことが出来ます。


フレームが外れるとこのような状態になります。
このディスプレイパネルの下に基盤がありますので、ディスプレイパネルを外します。
△の刻印がある場所のビスを全部外すと、ディスプレイパネルを外すことが可能となります。


コネクタ固定用のテープをはがしておきます。
ケーブルのアースをパネルにとっているようですので、戻すときに再貼り付けができるように丁寧に剥がしておきます。
パネル裏面と基盤を接続するフラットケーブルが有ります。
パネルに接着してありますので、丁寧に剥がして、コネクタ側の銀色の爪を左右から挟むことでコネクタを外すことが出来ます。


赤丸内がディスクドライブになります。
4本のビスを外して、矢印方向にスライドすることで、ケースごとディスクドライブを外すことが可能です。
ディスクドライブをケースから取り外すと、シールドテープが貼られているため剥がすには、ドライヤー等で温めながら行うと良いと思います。
今回は、256GBSSDが搭載されていたので交換しません。


基盤を覆っているシールドのパネルも全てビス留めとなっていますので、ビスを外すことで基盤を露出させることが出来ます。
ノートPC用の汎用メモリが使われていれば、増設、交換も簡単なのですが、どうも、メモリチップが基盤に直接半田付けされているようです。
今回は分解止まりとしメモリ増設等が行いません。
